【株式市場】日経平均は306円高、後場、日銀の金融政策を好感し反発幅を拡大

◆日経平均は3万7934円76銭(306円28銭高)、TOPIXは2686.48ポイント(22.95ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増えて18億6122万株

 4月26日(金)後場の東京株式市場は、取引開始前に日銀が金融政策を現状維持と伝えられ、超低金利が継続するため買い安心感が再燃した。ホンダ<7267>(東証プライム)は一気に前日比プラス圏に浮上して始まり、三菱地所<8802>(東証プライム)や大林組<1802>(東証プライム)、住友商事<8053>(東証プライム)などは中盤にかけて一段と上げ、日本郵船<9101>(東証プライム)はほぼ高値引けとなった。日経平均は取引開始後に一時469円06銭高(3万8097円54銭)まで上げ、ややダレたあと13時にかけて再び上げ幅を400円台に拡大。大引けは306円高だが大きく出直って週を終えた。

 後場は、ユアテック<1934>(東証プライム)が一段と上げ3月決算と今期予想に加え日銀の金融政策の現状維持を好感。ソシオネクスト<6526>(東証プライム)も一段高となり半導体関連株が日銀の政策維持を受けて出直る中で勢い突出。三益半導体工業<8155>(東証プライム)は信越化学工業<4063>(東証プライム)によるTOB(株式公開買付)を受け買い気配のままストップ高を続け大引けに売買成立。日本アンテナ<6930>(東証スタンダード)も買い気配のまま大引けまでストップ高を続けエレコム<6750>(東証プライム)の子会社となる経営統合を材料視。スマートバリュー<9417>(東証スタンダード)も大引けまで買い気配のまま2日連続ストップ高となりさくらインターネット<3778>(東証プライム)との共同展開やシェアリングプラットフォームを長野県の企業が運営する「地元・観光密着型カーシェアリング」への提供など材料視。トリプルアイズ<5026>(東証グロース)は子会社の「マイニングマシン」急拡大など材料視されて一段と上げストップ高。ソーシャルワイヤー<3929>(東証グロース)はジーニー<6562>(東証グロース)との資本業務提携など材料視され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は18億6122万株(前引けは7億4752万株)、売買代金は4兆9674億円(同2兆77億円)。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は1189(前引けは704)銘柄、値下がり銘柄数は420(同879)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、不動産、その他製品、医薬品、保険、非鉄金属、金属製品、電気機器、石油石炭、ガラス土石、倉庫運輸、証券商品先物、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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