日立製作所は8%高で始まり出直り強める、株式5分割、自社株買いなど好感

日立製作所 6501

■株式5分割は6月末現在の株主の保有株を対象に実施

 日立製作所<6501>(東証プライム)は4月30日、買い気配から8%高の1万4500円(1025円高)で始まり、約2週間ぶりに1万4000円台に乗って出直りを強めている。前取引日の26日15時に3月決算と株式分割、自己の株式の取得(自社株買い)などを発表し、好感買いが先行している。

 株式分割は、2024年6⽉30⽇最終の株主名簿に記録された株主の所有普通株式1株につき5株の割合をもって分割するとした。分割後は最低投資金額が1/5になる。

自社株買いは、2100万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.27%)、取得総額2000億円を各上限として、2024年4月30日から25年3月31日までの予定で行う。

 2024年3月期の連結決算(IFRS)は売上収益が前期比10.6%減、親会社株主に帰属する当期利益も同9.1%減だったが、今期・25年3月期は売上収益を7.5%減、親会社株主に帰属する当期利益は1.7%増を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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