■GW需要とインバウンド増加が示す投資機会
この大型連休に注目される候補株は、ゴールデンウイーク(GW)の需要を享受する銘柄群である。旅行動向調査によると、総旅行者数は2332万人、総旅行消費額は9630億円で、国内旅行が主流である。新幹線の指定席予約は2ケタ増、訪日外客数は308万人超で、新型コロナ前の2019年3月を上回る。
■GW期間中の交通状況と「オーバー・ツーリズム」の回避
GW初日の交通状況は、新幹線の乗車率が80%程度で、空港の混雑もコロナ前ほどではなかった。円安回避の国内旅行回帰が伝えられ、オーバー・ツーリズムは発生しなかった。
■藤田観光を筆頭にした業績上方修正銘柄の展望
GW関連株の多くは業績を上方修正しており、藤田観光<9722>(東証プライム)は客室単価の上昇と客室稼働率の向上により、前2024年12月期業績を3回上方修正した。株価は上場来高値7910円に達し、現在は6400円台でPERは14倍台と割安である。今期第1四半期決算の動向が注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)