【株式市場】日経平均は470円高、2日続伸、決算を吟味・厳選する動きだが買い旺盛

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万8405円66銭(470円90銭高)、TOPIXは2743.17ポイント(56.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して20億7443万株

 4月30日(火)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)やソシオネクスト<6526>(東証プライム)が一段と上げた一方、アドバンテスト<6857>(東証プライム)だけは決算内容が問題視されて安いため、業績を吟味・厳選する動きは強いとの見方で一部には石橋をたたいて渡るような買いもある様子。日本製鉄<5401>(東証プライム)は一段ジリ高となり、正午に決算を発表した商船三井<9104>(東証プライム)も一段高だが、自動車株などは一進一退に転じた。日経平均は前引けから60円ほど値を消して始まり、14時過ぎには前場の下値を割り込み3万8182円11銭(247円35銭高)までダレたが、大引けは上げ幅400円台へと持ち直して大幅続伸となった。

 後場は、好決算と大規模な自社株買いなど好感されてコマツ<6301>(東証プライム)が一段と上げ、シナネンHD<8132>(東証プライム)は大店法の改正でシェアサイクル事業に追い風と一段高。エックスネット<4762>(東証スタンダード)は14時頃から急伸してストップ高となり1位株主NTTデータによるM&Aの観測など出たもよう。データセクション<3905>(東証グロース)は一段と上げてストップ高となり4月上中旬の急騰3倍高相場の第2幕を期待の動きとか。リグア<7090>(東証グロース)は事業の一部譲渡など材料視され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して20億7443万株(前引けは9億8461万株)、売買代金は5兆6678億円(同2兆7528億円)。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は1374(前引けは1333)銘柄、値下がり銘柄数は247(同288)銘柄。

 東証33業種別指数は31業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、ゴム製品、医薬品、機械、輸送用機器、電気機器、卸売り、石油石炭、不動産、化学、鉄鋼、非鉄金属、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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