【マーケットセンサー】ホテル株、電鉄株の一部銘柄は超割安!GW明けの業績発表に期待

■大型連休明け、投資家の注目は「超割安株」へ

 大型連休明け、投資家の注目は「超割安株」へシフトする可能性がある。ゴールデンウイーク(GW)需要を追い風に業績を上方修正したホテル株や、鉄道部門の回復と運賃値上げで業績改善が期待される電鉄株の一部銘柄が、割安な水準で取引されている。

■GW明けの投資戦略:ホテル株、電鉄株、航空株に注目

 ホテル株では、グリーンズ<6547>(東証スタンダード)、ABホテル<6565>(東証スタンダード)、常磐興産<9675>(東証スタンダード)、京都ホテル<9723>(東証スタンダード)などが業績上方修正を発表しており、連休明けの業績発表を前に再騰が期待される。また、ポラリス・ホールディングス<3010>(東証スタンダード)やワシントンホテル<4691>(東証スタンダード)も割安な評価となっている。

 電鉄株では、相鉄ホールディングス<9003>(東証プライム)、京浜急行電鉄<9006>(東証プライム)などが業績上方修正を発表しており、特に京浜急行電鉄はPER評価が4倍台と超割安となっている。

 ホテル関連株では、CSSホールディングス<2304>(東証スタンダード)、白洋舎<9731>(東証スタンダード)、東リ<7971>(東証プライム)などが割安な評価となっている。

 旅行代理店株では、アドベンチャー<6030>(東証グロース)、ベストワンドットコム<6577>(東証グロース)、KNT-CTホールディングス<9726>(東証スタンダード)などが割安な評価となっている。

 JR株では、JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021>(東証プライム)、JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東証プライム)、JR九州(九州旅客鉄道)<9142>(東証プライム)などが決算発表を控えており、特にJR西日本は北陸新幹線の新線効果が期待される。

 航空株では、JAL(日本航空)<9201>(東証プライム)、ANAホールディングス<9202>(東証プライム)、スカイマーク<9204>(東証グロース)、スターフライヤー<9206>(東証スタンダード)などが割安な評価となっている。

 その他の注目銘柄として、羽田空港で航空燃料を供給する三愛オブリ<8097>(東証プライム)は、3月期業績を上方修正し増配も予定しており、関連割安株の一角を形成する。

 GW明けの投資戦略として、ホテル株、電鉄株、航空株に注目した。これらの銘柄は、GW需要と円安・ドル高の影響を受け、業績上方修正を発表する企業が続出している。また、割安な銘柄も多く存在しており、「中くらい」の利益を狙う投資家にとって魅力的な選択肢となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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