ユーラシア旅行社は一段高のあと売買交錯、業績予想を修正し減額・増額混在だが買い先行

■円安で訪日外国人数は順調だが出国日本人数は新型コロナ前の6割どまり

 ユーラシア旅行社<9376>(東証スタンダード)は5月7日、一段高となり、12%高の606円(66円高)まで上げて2021年10月以来の600円台に進んだ後は売買交錯に転じたものの、午前10時30分を過ぎても6%高の570円前後で売買活発となっている。前取引日の5月2日に第2四半期と9月通期の連結業績予想の修正を発表し、減額・増額修正が混在だが差引で好感買いが優勢になった。

 「円安の影響を受け、訪日外国人数は順調に回復しているが、一方で出国日本人数に関しては、新型コロナウイルス感染症拡大前2019年比60%にとどまり(中略)第2四半期累計期間の営業収益は予算比89.1%にとどまる見込みとなった」(発表リリースより)。一方、「コストの転嫁は計画的に達成されており」「経費抑制の効果もあって」、第2四半期の経常利益(2023年10月~24年3月・累計)は従来予想の2.2倍になる見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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