神鋼商事の前3月期は経常利益が最高を更新、期末配当を増配、株価は午後上値を追う

(決算速報)
■今期は中国市場を保守的にみて減益を想定、新中期計画を5月22日公表

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は5月9日午後、2024年3月期の連結決算と同期末配当の増配、新中期計画の5月22日公表(予定)などを発表し、株価は7%高の7150円(480円高)まで一段と上げて売買活発となっている。24年3月期の期末配当は1株190円(従来予想比15円増、前年同期比25円増)の予定とした。

 24年3月期の連結決算は、中国での自動車向けアルミ取扱量が減少した一方で、国内自動車分野向け需要の回復などにより、売上高は前期比1.1%増の591億431百万円となり、経常利益も同1.1%増の128億14百万円で過去最高を更新、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.9%減の91億11百万円となった。

 今期・2024年度の連結業績見通しは、日本国内は微増予想とし、中国では緩やかな回復を見込むものの苦戦が続くとの予想に基づき、前提為替レートは1USD=135円を想定し、売上高を5.3%増の6230億円、経常利益を同14.2%減の110億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同11.1%減の81億円とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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