協立情報通信の24年3月期は5期ぶりに純利益が最高を更新

(決算速報)
■今期もインボイス対応需要など追い風に営業利益23%増を見込む

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)の2024年3月期決算(5月9日発表)は、ソリューション事業、モバイル事業ともに主軸部門が好調に推移し。売上高は前年比11.4%増の54億69百万円となり、営業利益は同73.7%増の2億83百万円、当期純利益は固定資産売却益なども加わり同2.2倍2億58百万円となった。当期純利益は過去最高だった19年2月期の2億31百万円を5期ぶりに更新するなど、売上高、各利益とも最高を更新した。

 ソリューション事業では、改正電子帳簿保存法やインボイス制度などへの対応のためのDX需要を最大限に取り込む対応を強め、「奉行10」シリーズのバージョンアップ支援にも注力した。モバイル事業では、法人サービス事業で同社独自の端末サポートサービスが堅調に推移するとともに、店舗事業では不採算店舗の閉鎖や既存店舗の人員強化等による効率化を図った。

 今期・25年3月期の連結業績予想も続伸を見込み、売上高は55億円(前期比0.6%増)、営業利益は3億50百万円(同23.5%増)、当期純利益は前期に計上した固定資産売却益などの反動減により2億30百万円(同10.9%減)を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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