■25年3月期、売上収益20.3%増、営業利益45.7%増を見込む
KOKUSAI ELECTRIC<6525>(東証プライム)は5月13日、5%高の4485円(210円高)で始まった後軟化したが、10日午後に発表した2024年3月期の連結決算で、「NANDを中心に一部の半導体デバイスメーカーの投資抑制が続いたものの、市況は底を打ったと認識」(決算説明資料より)として今期・25年3月期の連結業績予想を営業利益45%増などとし、売上高も含めて急回復の見込みを開示して注目されている。
今期・25年3月期の連結業績予想は、売上高に相当する売上収益を前期比20.3%増、営業利益を同45.7%増とし、親会社の所有者に帰属す当期利益は同29.6%増の見込みとした。「25/3期後半に世界各国で先端品への設備投資が回復し始めると想定」、「中国では成熟ノード向けの設備投資が活発化、世界各国でも先端品開発への投資継続」(同)などにより業績の回復が強まる見通し。年間配当は1株32円の予定(前期比21円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)