■前3月期はライトノベルと漫画の電子書籍が好調で売上高が過去最高
アルファポリス<9467>(東証グロース)は5月13日の後場寄り後に一段と強含んで2139円(200円高)まで上げ、値上がり率が10%台に乗って出直りを強めている。10日に発表した2024年3月期決算はライトノベル事業と漫画事業が前期を大幅に上回り、文庫事業とその他事業は下回ったものの、全体では売上高が前期比11.3%増加して過去最高を更新。今期・25年3月期の予想も売上高を12.2%増、営業利益を10.5%増とするなどで過去最高を見込み、期待の強まる相場となっている。
24年3月期は、とりわけ電子書籍販売で、1月からアニメ第2期の放送を開始した『月が導く異世界道中』の既刊1~19巻がアニメ効果により販売数を大きく伸ばした。文庫事業では、シリーズ累計144万部の人気シリーズ『居酒屋ぼったくり』の文庫版が堅調に推移し、当ジャンルの売上を牽引した。今期・25年3月期は、電子書籍の更なる拡大に注力し、売上高は12.2%増の増収となる116億円を計画し、経常利益は10.6%増を計画など、売上高、各利益とも過去最高を目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)