【株式市場】日経平均は49円安、リスクを取らず高還元株などを厳選買いの様子

◆日経平均は3万8179円46銭(49円65銭安)、TOPIXは2724.08ポイント(4.13ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は19億7474万株

 5月13日(月)後場の東京株式市場は、前場に続いて決算発表銘柄などを選別買いする動きが目立ち、金利上昇懸念などのため、リスクを取らずに高還元株などを厳選買いの様子となった。前引け後に3月決算と中期計画を発表した住友ベーク<4203>(東証プライム)が一段高。正午に株式分割を発表した日本取引所G<8697>(東証プライム)は一段強含み、13時半に決算を発表したクラボウ<3106>(東証プライム)、日鉄鉱業<1515>(東証プライム)も急激に上値を追い、14時に中期計画も発表した日農薬<4997>(東証プライム)は一段高。日経平均は前引けに小高くなったが再び軟調になり、3万8100円(約130円安)を挟んで一進一退を続け、大引けも小幅安のまま前週末比で小反落となった。

 後場は、ソニーG<6758>(東証プライム)が一段と強含み、前取引日までの5日続落から反発拡大。ノーリツ鋼機<7744>(東証プライム)は四半期決算などが好感されて朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高。アシックス<7936>(東証プライム)は株式分割、株主優待の拡充の発表も好感され同じく終日ストップ高。ブロードメディア<4347>(東証スタンダード)は自社株買いも同時に発表したことなど好感されストップ高。coly<4175>(東証グロース)は朝方にストップ高の後ダレ模様だったが14時前から再び上げてストップ高となりスマホ向けゲームのアニメ化作品のテレビ放送決定など材料視され買い旺盛。

 東証プライム市場の出来高概算は19億7474万株(前引けは9億9694万株)、売買代金は4兆6093億円(同2兆3607億円)。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は808(前引けは747)銘柄、値下がり銘柄数は807(同850)銘柄。

 東証33業種別指数は15業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、繊維製品、その他製品、精密機器、空運、ガラス土石、パルプ紙、銀行、ゴム製品、陸運、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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