日本製鋼は13年ぶりの高値に進む、「欧州で防衛株上昇」とされ注目強まる

■増益基調で株主還元を拡充、買い安心感強まる

 日本製鋼所<5631>(東証プライム)は5月17日、3日続伸基調となり、8%高の4504円(340円高)まで上げて2011年以来の4500円台に進んでいる。10日に発表した3月決算では今期・25年3月期も連続2ケタの伸び率の増益予想を打ち出し、配当方針の変更も発表して今期の年間配当を1株74円の予定(前期比15円の増配)に増額。こうした買い安心感に加え、17日は「欧州で防衛株上昇」(日本経済新聞5月17日付朝刊)と伝えられ、買いが拡大したとの見方が出ている。8日には、防衛省から装輪装甲車の受注も発表した。

 配当方針については、現中期経営計画「JGP2025」期間中は、連結配当性向30%以上を目標とした上で、DOE(連結株主資本配当率)2%を下限に配当を実施する。さらに、新たな中期経営計画「JGP2028」(25年3月期~2029 年3月期)を決定次第公表するとし、「連結配当性向35%以上を目標とした上で、DOE(連結株主資本配当率)2.5%を下限に配当を実施する」としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■千葉県匝瑳市で画期的な太陽光発電技術の共同実証実験  積水化学工業<4204>(東証プライム)と…
  2. ■NNP技術を用いた高速計算でCMPスラリーのメカニズムを初めて解析  レゾナック・ホールディング…
  3. ■生きものの文章を読みながら、楽しく読解力が身につく  学研ホールディングス<9470>(東証プラ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■9月相場を制するのは高配当株!安定収入と株価上昇の両立を目指す  9月の株式市場は、日米の政治情…
  2. ■「ホンダラ行進曲相場」の最終イベントの中間配当権利取りではランク上位銘柄をマーク  株式相場は、…
  3. ■日本の埋蔵隠れ資産66兆円を狙え!金価格上昇で活況を呈するリユース市場  今週のコラムは、金価格…
  4. ■「二日新甫」の9月相場はアップサイドでもダウンサイドでも金関連株になお「ラストリゾート」余地  …

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る