【話題株】オカモト・相模ゴム・不二ラテが活況高、「爆買い」か「新型ノロウイルス」か、材料不明なうちが華の見方
- 2015/10/6 12:09
- 話題株
オカモト<5122>(東1・売買単位千株)、相模ゴム工業<5194>(東2)が最近活況で6日も連日、直近15年間の最高値を更新し、不二ラテックス<5199>(JQS)も高値更新ではないが連日高となった。
共通項としては、コンドームで世界的に最高水準の高品質を誇ることがある。このため、中国の国慶節連休(10月1~7日)を念頭に、化粧品などに続く「爆買い」需要の有力商品になるとの期待が出ているようだ。また、以前、「エボラ出血熱」などが騒がれたときにゴム手袋や防疫シートなどが材料視されて人気化したことがあるため、10月初に新型のノロウイルスに感染する例が伝えられたことに敏感に反応した面もあるようだ。
このような話を聞くと、投資の判断材料として、どちらの材料が主役か気になるところではある。仮に「爆買い」が主な材料の場合、目先的には国慶節連休の終了とともに相場も一服してしまう可能性があるからだ。
ただ、材料と株価の相関について、ある市場関係者に言わせると、「相場は材料がわからないうちがハナ(華)だ」という。上がる理由が判然としない間はどんどん上がることが多い半面、材料がわかってしまうと『知ったが仕舞い』などといわれて天井を打つことが少なくないというのだ。確かに、わかってしまうと株価の上値メドも測定でき、夢や興奮が醒めることはよくある。
こうした意味では、買い材料が不明確なうちは株価が上がる可能性があることになり、相場としては両論とも五分五分の展開が長く続いて欲しいところだ。
相模ゴムの場合、8~9月の高値モミ合いを一気に抜け出して2段上げ相場に入った様子がうかがえる。また、不二ラテックスはまだ高値を更新していない点で出遅れ感が強いと見ることもできる。どのよう場展開になるか、しばらく注目の余地は大きいようだ。
本日のアクセスランキング
- 新潟県内の主要菓子メーカー、トラックドライバー不足解消へ、新潟発の共同配送がスタート
- エルテスは20周年記念の優待が好感されストップ高買い気配、800株以上の株主にQUOカード2万円分
- ホンダ、全固体電池量産へ前進、2025年稼働のパイロットライン初公開
- 住友ファーマが再び出直る、開発中の抗がん剤と白血病剤に期待強まる
- 自動運転トラック×貨物鉄道、実証実験へ:物流業界に新たな輸送モデル
- 三菱電機、プラスチックリサイクルの効率化が可能なマイクロ波加熱の新たな制御技術を開発
- 加賀電子が低周波振動を用いたアンチエイジングケア機器の開発を支援、無変調40Hz低周波振動器
- 【株式市場】前場の日経平均は319円安、円高で様子見だが電線株や銀行株など高い
- リミックスポイントが一段高、「暗号資産の追加購入」を材料視
- ティムコは後場一段と強い値動き、11月末の株主優待を拡充、ほぼ全商品で利用可能に