【株式市場】前場の日経平均は296円高、米エヌビディアの好業績を受け半導体株など主導で値上がり、円安も寄与

◆日経平均は3万8913円48銭(296円38銭高)、TOPIXは2747.49ポイント(10.13ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億120万株

 5月23日(木)前場の東京株式市場は、注目された米エヌビディアの四半期決算が米国22日午後に発表され、次の四半期の見通しも含めて予想を上回ったとされ、半導体関連株が一斉高で始まり、レーザーテック<6920>(東証プライム)やディスコ<6146>(東証プライム)は上場来の高値に進んだ。米金利動向などを受けて円安が再燃し、トヨタ<7203>(東証プライム)などは朝寄り後に一時下げたが総じて堅調。帝人<3401>(東証プライム)は投資ファンド接近などで急反発。日経平均は186円高で始まり、ほどなく33銭高(3万8617円43銭)まで値を消したが、次第に持ち直して前引けは上げ幅300円に迫った。

 プロレド・パートナーズ<7034>(東証プライム)が一段と上げて昨年来の高値を更新し4月締めの第2四半期好調の見方。イビデン<4062>(東証プライム)やメイコー<6787>(東証プライム)も活況高となり米エヌビディアの四半期決算を受け半導体業界の周辺銘柄として注目拡大。リベルタ<4935>(東証スタンダード)は3日連続大幅高となり6月末の株式2分割や今12月期の大幅黒字化予想など連日好感。アイズ<5242>(東証グロース)は主サービスの提供リード数拡大が好感されて急伸し特許取得を好感した連騰に続き一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億120万株、売買代金は2兆2836億円。プライム上場1649銘柄のうち、値上がり銘柄数は824銘柄、値下がり銘柄数は758銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、繊維製品、精密機器、電気機器、機械、金属製品、海運、保険、電力ガス、サービス、化学、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る