【株式市場】日経平均は486円高、半導体株以外の主力株にも買い広がり後場一段と上げる

◆日経平均は3万9103円22銭(486円12銭高)、TOPIXは2754.75ポイント(17.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億6422万株

 5月23日(木)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)や日立製<6501>(東証プライム)、ファナック<6954>(東証プライム)などが一段と上げて始まり、物色が前場活況高の半導体関連株から他の主力株に広がる様子になった。半導体関連株もレーザーテック<6920>(東証プライム)が一段高など、一部をのぞいて活況高を継続。TDK<6762>(東証プライム)や京セラ<6971>(東証プライム)も一段高となり、株価指数連動型で日本株を買う動きが再燃したとの予想も。日経平均は前引けを120円上回る415円高で始まり、13時頃からは上げ幅500円前後で推移。大引けはややダレたが5月20日以来3日ぶりに3万9000円台を回復した。

 後場は、変圧器で半導体製造用のシェアも高いダイヘン<6622>(東証プライム)や電子機器向けセラミック部品のMARUWA<5344>(東証プライム)なども一段と上げ、サーバー、データセンター向け高機能材への期待が再燃。半導体関連株物色が周辺に広がる様子となった。日東紡<3110>(東証プライム)は尻上がり。リベルタ<4935>(東証スタンダード)は一段と上げてストップ高に達して3日連続大幅高、6月末の株式2分割など連日好感。REVOLUTION<8894>(東証スタンダード)は後場一段と上げ4月締めの第2四半期好調の期待。トーラス・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)は5日続伸一段高となり省電力ソリューションでの特許を材料視する相場が小反落後に本格化の見方。Birdman<7063>(東証グロース)は物販システム事業会社の株式取得が好感され約1週間ぶりに戻り高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は15億6422万株(前引けは8億120万株)、売買代金は4兆4085億円(同2兆2836億円)。プライム上場1649銘柄のうち、値上がり銘柄数は865(前引けは824)銘柄、値下がり銘柄数は723(同758)銘柄。

 東証33業種別指数は25業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電気機器、機械、繊維製品、保険、精密機器、証券商品先物、電力ガス、化学、海運、倉庫運輸、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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