■今期は営業利益73%増など見込み中期計画でさらに拡大めざす
高砂香料工業<4914>(東証プライム)は5月24日、7日ぶりの反発相場となり、後場は一段と強含んで7%高の3720円(240円高)と出直りを強めている。米国の購買景気指標などを受けて再び円安傾向になったことなどを受け、今期・25年3月期の業績をV字急回復の見込みとしていることなどが見直され、売られ過ぎ感が強まったとの見方が出ている。
24年3月期は、円安による上乗せ効果もあり連結売上高は過去最高だったが、利益面では原料高の影響が大きく、各利益とも減益となった。今期は、東南アジアでの成長が引き続き期待できることなどで、連結営業利益は73%増、親会社株主に帰属する当期純利益は67%増とするなどV字急回復の見込みとした。さらに、新たな中期経営計画は『New Global Plan-2』(2024年度から2026年度)では、2026年度の売上高を過去最高の2200億円、営業利益も過去最高の110億円、ROE8%の目標をかかげている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)