トリプルアイズが後場急伸、国内5拠点目のデータセンターを好感、絶好の材料株として資金が集まる

■新潟県湯沢町に開設、総務省が進めるデータやトラヒックの地域分散化などに対応

 トリプルアイズ<5026>(東証グロース)は5月29日の後場、一段高となり、13時にかけて24%高の1532円(295円高)まで上げる場面を見せて急伸している。同日付で、国内5拠点目のデータセンターをグループ会社ゼロフィールドがマイニング需要とAI開発の加速を視野に開設と発表しており、買い材料視されたとみられている。後場は日経平均が150円安など主力株の重さが目立つこともあり、絶好の材料株として短期資金が集まったようだ。

 発表によると、ゼロフィールド社が新潟県湯沢町に豊富な雪や河川水、冷涼な外気などを活用したコンテナ型『新潟データセンター』を開設する。ゼロフィールド社は2017年の設立以降、3500台以上の機械学習やマイニング用途で活用される高性能パソコンを販売、管理運用までワンストップソリューションを提供している。現在では国内4拠点の他、2020年12月より米MINERS UNITED社との業務提携により、米ワシントン州に2拠点のデータセンターを開設・運用している。

 総務省では、首都直下型地震への対策や全国的なインターネット・オブ・シングス(IoT)の進展への対応等の観点から、現在首都圏に集中しているデータやトラヒックの地域分散化や、データセンター整備を推進しており、湯沢町は東京から新幹線で約1時間30分以内で緊急対応も迅速に行える立地である事に加え、地盤の安定性を誇る地域である為、災害リスク低減の観点からも、マイニングやAI開発など、高性能パソコン運用に適した立地であると判断した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク、地銀、生保、商社、鉄鋼など厳選銘柄  日米のマーケットは、中央銀行の金融政策が「ハト…
  2. ■メガバンク株:政策金利引き上げで利ザヤ拡大  決め打ちしていいのか大いに悩ましい。メガバンク株へ…
  3. ■優待利回り高配当銘柄、優待常連銘柄も要チェック  今週の当コラムでは、株主優待制度関連株に注目す…
  4. ■サプライズ優待がもたらす、株主還元策の新たな潮流  「恐れ入りました」と脱帽する以外にない。株価…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る