旭化成エレクトロニクス、自動車用高電圧アプリケーションにおけるeFuseの技術検証に成功

■SiCやGaNデバイスの高速保護と部品点数削減が可能に

 旭化成<3407>(東証プライム)グループの旭化成エレクトロニクスと欧州の研究機関Silicon Austria Labs GmbHは5月29日、炭化ケイ素やGaNなどの次世代半導体材料を用いた高電圧自動車アプリケーションにおいて、電子ヒューズ技術の共同技術検証に成功したと発表。この新しい電子ヒューズ技術は、車載充電器などの高電圧システムにおける過電流や短絡から素早く保護することができる。

■次世代パワーデバイスに適したeFuse技術の共同検証に成功

 従来の機械式ヒューズに比べ、電子ヒューズは高速応答性に優れているため、次世代のシリコンカーバイドやガリウム窒化ベースのパワーデバイスシステムに適している。この共同開発では、旭化成エレクトロニクスの高速・高精度電流センサーが活用され、過電流を瞬時に検出してシステムをシャットダウンできるようになった。

 この革新的な保護ソリューションにより、高電圧EVシステムの安全性が大幅に向上するだけでなく、部品点数の削減によるコストダウンも可能になる。今後は、車載充電器をはじめとする高電圧アプリケーションの更なる小型化と軽量化に貢献することが期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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