■一時14%高、サポート終了などによるレガシーシステムの刷新需要増に対応
モンスターラボHD(モンスターラボホールディングス)<5255>(東証グロース)は5月30日、13時頃から急動意となって上値を追い、一時14%高の399円(48円高)まで上げて反発幅を広げ、急激な出直りを見せている。同日付で、「生成AI活用のレガシーシステム刷新サービス『CodeRebuild AI』が単体テストに対応」と発表しており、買い材料視されている。
発表によると、同サービスは、生成AIを活用し、より効率的なモダナイゼーション(システムの刷新)を支援する。昨今、メインフレームの撤退やサービスのサポート終了など、レガシーシステムのモダナイゼーションは多くの企業にとって急務となっている中で、実態としてはIT人材の不足やブラックスボックス化、さらにはベンダーロックインなどの課題があり、取り組みのハードルは未だ高いのが現状。今回のバージョンアップでは、単体テストプロセスをカバーすることで、より多くの工数削減とコード品質の均一化を同時に実現することに成功したという。株式市場には様々な立場の投資家が参加している中で、この分野の専門家にとっては高く評価できる成果のようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)