【株式市場】日経平均は502円安、3日続落だが後場は底堅く終値で3万8000円を保つ

◆日経平均は3万8054円13銭(502円74銭安)、TOPIXは2726.20ポイント(15.42ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億870万株

 5月30日(木)後場の東京株式市場は、国内長期金利の上昇が一服模様になり、みずほFG<8411>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)は一段と上げて始まったものの、後場寄り後を高値に伸びきれない様子。一方、金利上昇に弱いとされる不動産株などは三井不<8801>(東証プライム)が下げ幅を縮めて始まり14時過ぎまでジリ高。日本紙<3863>(東証プライム)はジリ高を継続などとなった。クレジット事業も活発な丸井G<8252>(東証プライム)も13時頃まで一段ジリ高。日経平均は前引けから100円近く持ち直して498円安で始まり、13時半頃に418円84銭安(3万8138円03銭)まで回復し、前場の一時939円安からは500円超の値戻しとなった。大引けも500円安で3日続落だが底堅かった。

 後場はアトラエ<6194>(東証プライム)が一段と上げ、31日付で発行株数の3.46%の株式を消却する予定に加え9月末の初配当など好感。ジャストシステム<4686>(東証プライム)も一段と上げ定額減税・給付にともなう事務作業増加など材料視。アルファ<4760>(東証スタンダード)と新東<5380>(東証スタンダード)は13時過ぎから急伸して共にストップ高となりスタンダード銘柄の値上がり率1、2位を独占。東京通信G<7359>(東証グロース)は子会社のアプリと大塚製薬のサプリのブランドとの共同展開など好感されて前引けにかけて急伸したまま後場も上げ幅を保って推移。ホットリンク<3680>(東証グロース)は米国のグループ会社が戦略的パートナーシップ締結との発表を受けて急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は17億870万株(前引けは8億3330万株)、売買代金は4兆3985億円(同2兆1090億円)。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は982(前引けは770)銘柄、値下がり銘柄数は615(同812)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは5業種)が値上がりし、その他製品、パルプ紙、倉庫運輸、繊維製品、水産農林、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る