ローム、スマートフォンや小型IoT機器向け世界最小CMOSオペアンプを開発

■高精度なセンサ信号増幅を実現

 ローム<6963>(東証プライム)は5月30日、スマートフォンや小型IoT機器向けに、温度や圧力などを検知するセンサ信号の増幅に最適な超小型パッケージのCMOSオペアンプ「TLR377GYZ」を開発したと発表。同製品は、ロームの先進的な「回路設計技術」、「プロセス技術」、「パッケージ技術」を駆使し、小型化と高精度化を両立させた。オフセット電圧補正回路と低ノイズ設計により、最大1mVの低入力オフセット電圧と入力換算雑音電圧密度12nV/√Hzを実現した。

 新製品「TLR377GYZ」は、従来比69%のサイズ削減を達成したWLCSPを採用し、月産10万個の量産体制で2024年5月から販売を開始した。インターネット販売は、チップワンストップやコアスタッフオンラインなどを通じて行われ、IC実装済み変換基板も提供される。また、検証用に高精度SPICEモデル「ROHM Real Model」を完備し、効率的なアプリケーション開発をサポートする。

 ロームは今後も、小型化、高精度化、省電力化を追求し、オペアンプの高性能化に取り組むことで、より高度なアプリケーション制御と社会課題の解決に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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