ジェイテックコーポレーション、放射光施設向け高精度ミラーで4.1億円の大型受注

■世界のトップ施設から続々発注、分析高度化で需要拡大

 ジェイテックコーポレーション<3446>(東証プライム)は5月30日、世界の放射光施設及びX線自由電子レーザー施設から、合計約4.1億円の大型受注を獲得したと発表。その内訳は、米国の施設から約1.6億円、国内施設から約1億円、中国の施設から約1.5億円となっている。納入時期は2025年6月以降となる予定。

 これらの施設では、ジェイテックコーポレーションの高精度ミラー「Osaka Mirror」を使用し、高輝度のX線を生成することで、物質の構造やダイナミクスの分析を行っている。物質科学や生命科学の基礎研究から、企業の製品開発まで、幅広い分野で活用されております。放射光施設やX線自由電子レーザー施設は、世界的に見てもイノベーション推進の中心的存在となっている。

 世界各地で次世代施設の計画が進んでいることから、同社のオプティカル事業においても引き続き堅調な需要が見込まれている。特に分析の高度化に伴い、「Osaka Mirror」の引き合いが増加しているため、今後の更なる受注増が期待される。今回の大型受注は2025年6月以降の納入となるため、2024年6月期の業績予想には反映されない。2025年6月期以降の業績への影響は現在精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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