マクセル、全固体電池の作動上限温度を150℃に引き上げる技術開発に成功

■高温環境下でのセンシング・モニタリングや医療・半導体製造用途に期待

 マクセル<6810>(東証プライム)は5月30日、全固体電池の電極技術を革新的に改良し、作動上限温度を従来の125℃から150℃に引き上げることに成功したと発表。この技術開発により、この技術開発により、従来電極仕様品と比較して、約5倍に及ぶサイクル寿命の大幅な向上を実現している。

 昨年発売の全固体電池「PSB401010H」は125°Cまでの高温環境下で使用可能であったが、さらに高温での使用ニーズが高まっていた。具体的には、医療機器の滅菌工程や半導体製造、自動車搭載などの分野である。マクセルはこうした要求に応えるべく、電極設計を大幅に見直し、150℃の高温下でも長期間にわたり安定した性能を発揮できる全固体電池を実現した。

 同技術の応用により、高温環境下での電池交換の手間が大幅に削減されるとともに、センシングデータの高精度化が期待できる。マクセルは今後も、高性能で信頼性の高い全固体電池のラインアップを拡充し、社会課題の解決に貢献する製品の提供を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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