■上場50周年になるため注目する様子も
ネポン<7985>(東証スタンダード)は6月3日、反発相場となり、9%高の1911円(160円高)まで上げた後も1900円前後で売買され、出直りを強めている。施設園芸用ヒートポンプや制御機器などに加えて仮設トイレでも知られ、同日朝、能登半島で再び強い地震が発生し、緊急警報が首都圏や東海地区にも出されたことを受けて防災関連株としての注目が再燃したとみられている。また、株式上場が1974年6月のため上場50周年になり、何らかの株主還元に期待して注目する様子もあるようだ。
前期・2024年3月期の連結決算は円高による売上原価の増加や農業界における温暖化ガス排出量削減への取組、制御ソフトのバージョンアップにともなう対応に時間を要したことなどで各利益とも減益だった。今期・25年3月期は、営業利益を約2倍の予想として急回復を見込み、経常利益と純利益は減益の予想だが、中期計画(24年4月~27年3月)では、経常利益ベースで当初から25年3月期を底として再拡大に転換する計画を推進している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)