インプレスグループの山と溪谷オンライン、AI自動翻訳で訪日外国人登山者をサポート、多言語配信で安全登山に貢献
- 2024/6/3 11:39
- プレスリリース
■英語、韓国語、簡体字、繁体字に対応
インプレスホールディングス<9479>(東証スタンダード)グループの山と溪谷社は6月3日、訪日外国人登山者向けにウェブメディア『山と溪谷オンライン』のAI自動翻訳による多言語配信を開始したと発表。同社は、2023年5月にローンチした同メディアで、2024年5月から英語、韓国語、繁体字、簡体字の4言語に対応するサービスを展開している。多言語配信の対象となるのは記事やニュース、国内の山岳データベースなど。
訪日外国人登山者の増加を背景に、特に富士山や日本アルプス、熊野古道などの人気スポットで、情報不足や認識不足が問題となっている。環境省のデータによると、2017年には日本の国立公園を訪れた訪日外国人の数は約600万人に上り、2023年のゴールデンウィーク以降、円安の影響もあり再び増加傾向にある。燕山荘グループの赤沼健至さんは「外国人登山者が日本の山の状況や注意点を理解していない」と指摘し、安全登山のための情報発信の必要性を強調している。
山と溪谷社は、英語による登山情報提供サイト『HIKES in JAPAN』に加え、今回の多言語配信により訪日外国人への情報発信を強化する。特に北アルプスでの安全登山情報の発信に注力し、現地での注意喚起と併せて多言語での情報提供を行うことで、外国人登山者の安全を守ることを目指している。英語版の閲覧は既に開始されており、夏から秋にかけて順次他言語にも対応していく予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)