日本航空は3日続伸基調、インド最大の航空会社との共同運航や住友商事との空飛ぶクルマ合弁会社に期待強まる

■空飛ぶクルマの合弁会社は折半出資、電動垂直離着陸機の運行などめざす

 日本航空<9201>(東証プライム)は6月4日、2662.0円(11.0円高)で始まった後も堅調に売買され、3日続伸基調となっている。3日付で、インド国内で最大のシェア(60%以上)を持つ航空会社インディゴとのコードシェア(共同運航などでの提携)開始と、「空飛ぶクルマ」を日本で運航する「株式会社Soracle」の共同出資による設立を発表し、期待が高まっている。

 日本航空は今年、国際線就航70周年になる。インディゴとのコードシェアでは、現在、JALは羽田=デリー線を毎日、成田=ベンガルール線を週3日運航している。新規提携を通じて、JAL便に接続する大都市(ムンバイ、チェンナイ、ハイデラバード、コルカタ、アーメダバード、アムリットサル、コチ、コインバトール、ティルバナンタプーラム、ティルチラーパッリ、プネ、ルックノウ、ヴァラナシ、ゴアなど)をはじめとしたインド国内全域に豊富なネットワークを構築することが可能になった。2024年冬ダイヤから開始する。

 また、空飛ぶクルマ事業の合弁会社「Soracle」は、住友商事50%、JAL50%の出資比率で2024年6月3日設立。電動垂直離着陸機(eVTOL)を日本で運航する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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