■3単元以上株主へのクオカード3000円分に長期保有特典を追加
マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は6月5日、続伸一段高となり、午前10時にかけては5%高の320円(16円高)まで上げ、約6か月ぶりに320円台を回復している。引き続き、3日午後に発表した「株主優待『第3弾』」が好感されており、3月を下値とした出直り相場が再び躍動感を強める様子となっている。
株主優待の『第3弾』は、3単元(300株)以上を保有する株主が1年以上継続保有した場合にクオカード5000円分を贈呈する措置。3月に発表した「第1弾」では、3単元(300株)以上を保有する株主にクオカード3000円分を贈呈するとしているため、これに長期保有の特典を追加する形になった。「第2弾」は4月に発表し、10単元(1万株)以上保有する株主を対象に商品を贈呈する。
同社は、安定的な不動産収入をベースとして成長投資を行っており、24年5月初の時点で単体で保有する賃貸用マンションは29物件(取得価額158億円)、年間家賃収入は11.1億円体制となっている。保有物件の売却により利益を確保しながら、積極的に好利回りの確保できる都市部のマンションの取得を行い、ポートフォリオを強化する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)