■上場来の安値圏から急激に起き上がる形になり基調変化の見方も
ノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は6月5日、急伸相場となって大きく出直り、午前10時50分にかけて35%高の181円(47円高)まで上げ、上場来の安値圏から急激に起き上がっている。4日付で、同社技術の独占的ライセンスを持つ武田薬品工業<4502>(東証プライム)が固形がんを対象に開発を進める第Ⅰ相臨床試験の結果が米臨床腫瘍学会(ASCO)で発表されたことなどを開示し、注目集中となった。
発表によると、試験結果は、「有効性を示唆する結果も得られた一方、評価されたサンプルサイズが限定的であることから、結果の解釈には注意を要する必要があり、今後さらなる臨床検討を行うことが望まれる」とされ、今後は武田薬品から当該新薬候補の開発と商業化に関する権利の返還を受け、当社主導で開発が進められる予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)