アサヒビール、創業90周年を迎えるニッカウヰスキーの洋酒事業を強化
- 2024/6/6 10:44
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■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う
ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒグループホールディングス<2502>(東証プライム)グループのアサヒビールとニッカウヰスキーは洋酒事業の強化に乗り出す。世界で拡大する高価格帯ウイスキー市場を見据え、約60億円を投資して栃木工場に樽貯蔵庫を新設するほか、余市・宮城峡両蒸溜所での貯蔵庫設計にも着手する。これにより貯蔵能力は2021年比で1割増となり、国産ウイスキーの安定供給体制が整う。
新コミュニケーション・コンセプト”生きるを愉しむウイスキー”を策定した。創業者・竹鶴政孝の「ウイスキーを愉しむために飲んでほしい」との願いを継承し、ウイスキーを通して人生を愉しむ提案をする。コンセプトを体現する『ザ・ニッカ ナインディケイズ』は、1940年代から2020年代までの150種以上の原酒をブレンドし、4000本を限定発売する。
■スペシャルアンバサダーに福山雅治氏を起用
コンセプトを体感できる場を世界各国で展開する。日本では7月から東京でコンセプトBARを期間限定オープンし、欧州アンバサダー監修のオリジナルカクテルを提供する。海外ではロンドン、パリ、ニューヨークなどのバーでイベントを計画。日本ではスペシャルアンバサダーに福山雅治氏を起用し、ニッカウヰスキーの魅力を発信する。
現在、ニッカウヰスキーの洋酒事業は2013年比で約2倍に成長した。継続的な設備投資と商品開発、多様な楽しみ方の提案を通じて、将来的にはプレミアムウイスキーカテゴリーでグローバルトップ10入りを目指す。竹鶴の情熱を受け継ぎ、世界に向けて日本ウイスキーの魅力を発信していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)