OKI、海面から海底まで海中を常時監視、音で船舶や生物を識別する新技術開発

■海洋環境の把握や海上輸送の安全確保に貢献

 OKI<6703>(東証プライム)は6月6日、JSTの経済安全保障重要技術育成プログラムにおける「海面から海底に至る空間の常時監視技術と海中音源自動識別技術の開発」を受託したと発表。JAMSTECと共同で、水中音響技術とAI技術を用いたスマートセンシングの研究開発を開始し、「海洋の見える化」を目指す「海洋プラットフォーム」の構築を進めていく。

 日本は海に囲まれた国であり、その恩恵を享受してきたが、近年、領海や排他的経済水域を取り巻く情勢が厳しくなり、海洋環境も変化している。海中を可視化するには「音」を利用する必要があり、OKIは長年培った音響技術とAI技術を結集し、「鉛直断面観測システム」の構築を進める。

 このシステムは、音響センサー付きケーブルを海底に敷設し、海底から海面までを常時観測する。船舶や生物を識別検知することで、海上輸送の監視や港湾作業の安全確保、新たな漁場の創成や海洋生物の保護研究に貢献する。OKIは、この技術で海洋に関わる人々の生活を支える「海洋の見える化」を実現していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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