【株式市場】金融政策は現状維持だが外需株など強く日経平均6日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万8322円98銭(136円88銭高)、TOPIXは1493.17ポイント(17.33ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億2839万株

 7日後場の東京株式市場は、昼頃に日銀の金融政策が現状維持と伝えられ、取引開始直後に株価指数の先物主導で日経平均がストンと下げて143円02銭安(1万8043円08銭)まで下押す場面があった。しかし、円相場が片足120円台に入る円安基調の再燃などが言われてソニー<6758>(東1)などが持ち直し、日経平均は切り返して終盤に193円13銭(1万8379円23銭)まで上げて6日続伸となった。主な株価指数は東証2部指数を除きすべて高い。

 後場は、三菱商事<8058>(東1)が一段ジリ高となり大引け7%高など、大手商社株が軒並み上値を追い、住友金属鉱山<5713>(東1)などの資源株も資源市況の回復などが言われてジリ高基調を強めた。ソフト開発のPCIホールディングス<3918>(東マ)が「IoT」関連との見方で出直りを強め、アプリックスIPホールディングス<3727>(東マ)リクルートホールディングス<6098>(東1)との協業などが好感されて出直りを拡大。

 東証1部の出来高概算は23億2839万株(前引けは9億7533万株)、売買代金は2兆5804億円(同1兆440億円)。1部上場1899柄のうち、値上がり銘柄数は1271(同914)銘柄、値下がり銘柄数は539(同838)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、鉄鋼、卸売り、非鉄金属、石油・石炭、その他金融、機械、パルプ・紙、輸送用機器、保険、海運、証券・商品先物、金属製品、などとなった。

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