■売り上げ過去最高、経常利益は従来予想を86%上回る見込み
日東製網<3524>(東証スタンダード)は6月11日、大きく出直る相場となり、11%高の1640円(160円高)まで上げた後も1600円をはさんで推移し、約2か月ぶりの1600円台に進んでいる。漁網の総合大手で、10日の夕方に2024年4月期の連結業績予想(4月決算の見通し)の修正を発表し、営業利益は下方修正したが経常利益は従来予想を85.9%上回る見込みとするなどで買い材料視されている。4月決算の発表は6月13日頃になる見通し。
24年4月期の連結業績予想は、売上高を従来予想比4.5%上回る208億99百万円(前期比8.3%増)の見込みに引き上げ、「グループで初めて200億円を突破し、当初の目標を達成できる見通し」(発表リリース)となった。営業利益は人件費の上昇や原材料費の高騰などで従来予想を13.7%下方修正したが、為替差益や共済保険の受取金が発生したことなどにより経常利益は従来予想を85.9%上回る見込みとなり、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.7倍になる見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)