■年間配当は126円(前期比16円の増配)に
巴工業<6309>(東証プライム)は6月13日、一段高で始まり、取引開始後は11%高の4960円(480円高)まで上げ、約3か月ぶりに上場来の高値を更新している。遠心分離機の世界的大手で、12日の夕方に第2四半期連結決算と通期業績予想、配当予想の増額修正を発表し、好感する買いが先行している。
第2四半期の連結決算(2023年11月~24年4月・累計)は、機械製造販売事業、化学工業製品販売事業の販売がいずれも伸びたことなどにより、営業利益が前年同期比43.4%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益も同51.0%増加するなど大幅増益となった。こうした推移を受け、今期・24年10月期の通期連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を8.6%上回る45億40百万円(前期比12.2%増)の見込みに引き上げ、親会社株主に帰属する当期純利益も同6.8%上回る31億30百万円(同14.5%増)の見込みに引き上げた。営業利益、同経常利益が4期連続最高益を更新し、当期純利益も過去最高益を更新する見込み。中間配当、期末配当とも増配し、期末配当は1株につき従来予想比3円増の63円とした。年間配当は126円の見込み(前期比16円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)