【株式市場】前場の日経平均は45円安、半導体株など朝高の後買い続かず次第にダレ模様

◆日経平均は3万8831円36銭(45円35銭安)、TOPIXは2738.73ポイント(17.71ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億1252万株

 6月13日(木)前場の東京株式市場は、米FOMC声明を受けてS&P500種、NASDAQ総合指数が最高値を連日更新したため全般買い先行で始まったが、ホンダ<7267>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)、住友商<8053>(東証プライム)はほどなく軟調になるなどで買いが続かず、ソニーG<6758>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)は堅調だったが伸びきれなかった。日銀の金融政策決定会合が13、14日の予定で様子見姿勢も。日経平均は朝寄り直後に375円73銭高(3万9252円44銭)まで上げたが、次第に値を消して前引け間際に45円98銭安(3万8830円73銭)まで軟化し、前引けも小安い。

 巴工業<6309>(東証プライム)が一段高となり12日発表の第2四半期連結決算と業績・配当予想の増額修正が好感され上場来の高値を更新。ANYCOLOR<5032>(東証プライム)が急伸しストップ高となり4月決算と今期予想、自社株買いを好感。文教堂グループHD<9978>(東証スタンダード)は再び急激に出直り政府の「骨太の方針」に書店の活性化支援が盛り込まれたことなど材料視。AHCグループ<7083>(東証グロース)は障害福祉等での資本業務提携など材料視した急騰相場が再燃とされ再び急伸しストップ高。ジーネクスト<4179>(東証グロース)は食品大手8社と卸会社の物流データ連携が材料視され一時ストップ高。サンバイオ<4592>(東証グロース)は買い気配のままストップ高となり薬事審のリストに同社の新薬候補が載ったとされ期待高揚。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1252万株、売買代金は2兆3577億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は327銘柄、値下がり銘柄数は1283銘柄。

 東証33業種別指数は6業種が値上がりし、機械、サービス、情報通信、電気機器、精密機器、金属製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■使途不明の企業借入金が2割超に、金融機関の貸出にも影響  東京商工リサーチが実施したアンケート調…
  2. ■日常会話とオリジナルストーリーを楽しめる新感覚サービス  博報堂DYホールディングス<2433>…
  3. ■国内最大規模のダンスミュージックフェス、公式チケット先行受付開始  GMOインターネットグループ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる  秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬…
  2. ■優勝争いにオーナーチェンジも絡むJリーグ関連株に先手妙味  秋の諺で「天高く馬肥ゆる秋」がある。…
  3. どう見るこの相場
    ■「暑さ寒さも彼岸まで」は幻想?  「暑さ寒さも彼岸まで」とは、気象上の諺である。さしものの猛暑や…
  4. ■9月相場を制するのは高配当株!安定収入と株価上昇の両立を目指す  9月の株式市場は、日米の政治情…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る