【株式市場】好業績でも重い銘柄が目立ち日経平均は7日ぶりに反落

株式

◆日経平均の終値は1万8141円17銭(181円81銭安)、TOPIXは1481.40ポイント(11.77ポイント安)、出来高概算(東証1部)は23億1154万株

チャート6 8日後場の東京株式市場は、昨日四半期決算を発表したイオン<8267>(東1)ファミリーマート<8028>(東1)ローソン<2651>(東1)が好数字にもかかわらず重いとされて様子見気分が強まり、日経平均は次第に下値を探る展開のまま大引け間際に201円30銭安(1万8121円68銭)まで下押した。7日ぶりに反落。前引けは小高かった東証マザーズ指数も反落し、主な株価指数はすべて安い。

 材料株を探す動きが強まり、共栄タンカー<9130>(東1)などが業界再編の思惑などで上げ、日本アジア投資<8518>(東1)はビッグデータ解析企業への出資などが好感されて大幅続伸となり、モバイルクリエイト<3669>(東1)は介護ベッド用見守り通信サービスなどが材料視されて出直りを拡大。DNAチップ研究所<2397>(東2)は今年のノーベル化学賞がDNAの修復メカニズム発見者に決定したことが言われて急伸。阿波製紙<3896>(東2)はマイクロフィルターなどが期待とされて一時ストップ高。レイ<4317>(JQS)は6日に発表した四半期決算などが好感されて大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は23億1154万株(前引けは12億3887万株)、売買代金は2兆6182億円(同1兆3022億円)。1部上場1899銘柄のうち、値上がり銘柄数は569(前引けは516)銘柄、値下がり銘柄数は1235(同1267)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、海運、鉱業、不動産、鉄鋼、証券・商品先物、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る