■無償化で浮いたおカネは子供服などの購入に充てられるとの見方
ナルミヤ・インターナショナル<9275>(東証スタンダード)は6月18日の後場寄り後、次第に強含んで1337円(16%高)をつけ、朝方につけた前場の高値1338円に迫っている。子供服の大手で、正午過ぎに「小池百合子氏、保育無償化を拡大、都知事3選へ公約発表」(日経電子版)と伝えられ、買い材料視する動きがあるという。保育園のキッズスマイルHD(Kids Smile Holdings)<7084>(東証グロース)は後場寄り後に値を消して軟調。保育無償化で浮いたおカネは子供服や育児用品の購入に充てられるとの見方が出ている。
報道によると、小池百合子東京都知事は18日に「オンラインで記者会見を開き、3選を目指す都知事選(20日告示-7月7日投開票)の公約を発表した。保育料無償化の拡大や無痛分娩の助成制度の創設などを柱に据えた。選挙戦では『東京大改革3.0』を掲げ、少子高齢化対策や防災、経済の活性化などを訴える」という。
一方、都知事選に立候補している蓮舫氏も18日に公約を発表するとされ、「蓮舫氏の公約は『7つの約束』(注略)公約発表も同じ日に」(産経新聞のニュースサイト6月18日9:27)と伝えられた。株式市場関係者の中には、経済や消費などを喚起する上で、小池都知事の政策を上回るような政策提案に期待する様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)