■ロボット・ドローン導入支援で社会課題解決に貢献
インターネットインフラ、広告、金融、暗号資産事業を展開するGMOインターネットグループ<9449>(東証プライム)は6月18日、GMO AI&ロボティクス商事株式会社(GMO AIR)を設立したと発表。「AIとロボットをすべての人へ。」を掲げ、AIおよびロボットの普及・拡大を目指し、社会課題の解決を図っていく。同社の30年来培ってきたインターネットインフラ商材とAIの活用ノウハウを武器に、包括的なAIとロボットのソリューションを提案する総合商社を目指していく。
GMO AIRは、世界中のネットワークから国内外のロボットを調達し、GMOインターネットグループの商材をあわせて提供する。また、金融事業の強みを活かし、レンタル、リース、ローン、保険、助成金活用支援などのサービスを展開していく。(1)AI導入・活用支援では、コンサルティングからAIプラットフォーム提供、AIハードウェアの販売・レンタル、AI人材育成まで、トータルにサポートする。(2)ロボット・ドローン導入・活用支援では、機器の選定、設置、運用を支援し、あらゆる用途のロボットやドローンの導入を後押しする。
GMO AIRは、「インタラクションデータプラットフォーム」の構築と、「金融サービス・LaaS合弁」を国内外ロボットメーカーに提供することを目指していく。ロボットやドローンのデータを高精度で集約し、AI関連企業へフィードバックすることで、AI・ロボット産業の発展基盤を築いていく。AIロボット市場は年平均38.6%の成長が見込まれ、日本の働き手不足解消にもつながると考えられる。GMOインターネットグループは、この機会にAIとロボットの国内普及を後押しする狙いがある。
GMOインターネットグループは10年前からAIの研究・開発に注力し、ChatGPTの登場を機に本格的な活用を開始した。時間とコストの節約、既存サービスの質向上、AI産業への新サービス提供の3つを軸に、AI活用を加速させている。定期セミナーやリスキリング施策も実施し、グループ全体でAIを活用しつつ、有望AIスタートアップへの支援や「.ai」ドメイン販売、GPU搭載サーバー投資など、AI産業の拡大も後押ししている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)