【株式市場】日経平均は88円高、後場一時28円安まで軟化したが回復し2日続伸

◆日経平均は3万8570円76銭(88円65銭高)、TOPIXは2728.64ポイント(12.88ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億6219万株

 6月19日(水)後場の東京株式市場は、前場に続いて半導体関連株に重い銘柄があり、前場上げた電子部品株にも値を消す銘柄がみられ、原油高にもかかわらず石油元売り株は軟調など手控える様子があり、今夜のNY株式が「奴隷解放記念日」で休場のためか、小休止の雰囲気があった。中で、ソニーG<6758>(東証プライム)は一段ジリ高となり、みずほFG<8411>(東証プライム)も中盤まで上げて高値圏で推移、三井不<8801>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)などもしっかり。日経平均は133円高で始まり、中盤から小安くなって一時28円70銭安(3万8453円41銭)まで軟化したが、大引けは小高く2日続伸となった。

 後場は、文化シヤッター<5930>(東証プライム)が一段強含んで高値引けとなり「5%ルール」で投資ファンドの保有が明らかになっているため藤田観光<9722>(東証プライム)の大幅高を受けて連想買いの見方。その藤田観光は前場の高値を抜けなかったが、大株主に対しシンガポール系の投資ファンドが接近とされ2日連続大幅高。くろがね工作所<7997>(東証スタンダード)や水道機工<6403>(東証スタンダード)は投資ファンド接近の余地大とかで一段と上げストップ高。三和油化<4125>(東証スタンダード)は産業用のヒマシ油再び高騰と伝えられたことなど要因のようで一段と上げ出直り急激。AHCグループ<7083>(東証グロース)は2日続けて大幅に上げて再び上値を追い業績急回復への期待再燃の見方。ストレージ王<2997>(東証グロース)は上場3年目の記念優待など好感され大引けまで終日買い気配のままストップ高。上場2日目のインテグループ<192A>(東証グロース)は切り返すように急伸しストップ高。

 新規上場のライスカレー<195A>(東証グロース)は1560円(公開価格1420円の10%高)で初値をつけ、高値は前場の1608円(同13%高。後場はダレ模様となり大引けは1428円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は13億6219万株(前引けは6億9414万株)、売買代金は3兆3475億円(同1兆6545億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1028(前引けは1125)銘柄、値下がり銘柄数は573(同468)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、輸送用機器、不動産、陸運、サービス、その他金融、銀行、鉄鋼、鉱業、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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