三井海洋が出直り強めて始まる、大株主・商船三井の成長戦略に乗る

■海洋事業など海運市況に左右されにくい事業に投資と伝えられ追い風に

 三井海洋開発<6269>(東証プライム)は6月24日、2日続伸基調で始まり、取引開始後は6%高の2967円(164円高)まで上げて出直りを強めている。上位株主の商船三井<9104>(東証プライム)が「負債を使い海運市況に左右されにくい事業に投資する」「船を海上に浮かべて石油生産などをする海洋事業や洋上風力発電、不動産などに力を入れる」(日本経済新聞6月21日付朝刊の記事より)と伝えられて前週末に注目され、週明けも買い先行で始まっている。

 三井海洋開発はFPSO(浮体式の原油生産貯蔵設備)の世界的大手で、直近は、6月12日にはオーストラリア企業から受注していたFPSOがセネガル沖合サンゴマール鉱区開発フェーズ1プロジェクトにおいて、原油の生産を開始したと発表した。このFPSOは、同社が西アフリカの海洋油田開発プロジェクト向けに提供する5基目のFPSOになるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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