トリケミカル研は決算発表後の下げを完全に奪回、ファンドマネジャーが有望視とされ目標株価の引き上げも伝えられる

■モルガン・スタンレーMUFG証券は5700円に

 トリケミカル研究所<4369>(東証プライム)は6月4日、一段と出直る相場になり、13%高の4660円(530円高)まで上げた後も4500円をはさんで売買され、第1四半期決算の発表後に下げた分を完全に奪回している。半導体に不可欠な高純度化合物の開発製造を行い、20日の日本経済新聞記事で三井住友トラスト・アセットマネジメントのファンドマネージャーが有望視していると伝えられて動意を強め、週明け24日はモルガン・スタンレーMUFG証券が21日付で投資判断を引き上げ、目標株価を4600円から5700円に引き上げたと伝えられ、再び一段高となっている。

 第1四半期連結決算(2024年2~4月)は前年同期比で売上高が1.4%増加した一方、営業利益は24.0%減で、四半期純利益も18.2%減だった。ただ、モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」にを引き上げた。このところ伝えられる半導体市況の回復にともなう効果などに注目しているもようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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