パナソニック、ナノイー技術で病原カビを99%殺菌、新たな効果を確認

■大阪公立大学向本雅郁氏の監修で、トリコスポロンへの効果を実証

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)グループのパナソニックは6月25日、大阪公立大学名誉教授向本雅郁氏の監修の下、過敏性肺炎の主な原因となるカビ、トリコスポロンに対するナノイー(帯電微粒子水)の殺菌効果を確認したと発表。過敏性肺炎はカビが空気中に放出する胞子を繰り返し吸い込むことで発症する病気で、主な症状は咳や発熱である。特に湿度の高い8月頃に発症する患者が増加する。この病気の原因カビに対するナノイー技術の効果が実証されたことで、患者へのさらなる安心を提供する。

 パナソニックはこれまで、ナノイー技術による家の8大カビへの殺菌効果や、未検証の有害なカビ3種への殺菌効果を実証してきた。しかし、過敏性肺炎の主な原因であるトリコスポロンに対する効果検証は行っていなかった。新たな検証により、トリコスポロンに対する99%以上の殺菌効果が確認された。

 これにより、過敏性肺炎の原因の7割を占める病原カビ3種全てに対するナノイー技術の殺菌効果が証明された。今後もパナソニックは、安全で安心な空間の提供を通じて社会貢献を目指し、ナノイー技術の進化と可能性を追求し続けるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク、地銀、生保、商社、鉄鋼など厳選銘柄  日米のマーケットは、中央銀行の金融政策が「ハト…
  2. ■メガバンク株:政策金利引き上げで利ザヤ拡大  決め打ちしていいのか大いに悩ましい。メガバンク株へ…
  3. ■優待利回り高配当銘柄、優待常連銘柄も要チェック  今週の当コラムでは、株主優待制度関連株に注目す…
  4. ■サプライズ優待がもたらす、株主還元策の新たな潮流  「恐れ入りました」と脱帽する以外にない。株価…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る