【銘柄紹介】アイリッジの下値固まる、O2O関連で連続大幅増益、出番近そう

銘柄紹介

アイリッジ<3917>(東マ・100株単位)は今年7月に上場、新規公開銘柄につきものの調整安で高値から6割下げた。ビッグデータ、販促関連のテーマ性を持ち連続大幅増益でチャートも底打ちから好転、出番が近そうである。

<歩み・規模・銘柄特性>

2008年8月の設立で7年後の今年7月に東証マザーズへ上場した。同社の小田健太郎社長はトップメッセージで次のように語っている。「インターネットを活用して世の中に新しい価値を創り出していきたい、という思いで創業した。社名のiRidgeは、Ridgeは地球のプレートが発生する海底山脈のことであり、新しい地球が作られる場所。私たちも世の中に新しい価値を作り続けていきたいという思いが込められている。インターネットの世界には、これまでなかった価値やサービスを創り出すチャンスが多く存在している。特に、スマートフォンに代表されるモバイルインターネットの世界では、この10年で人々の生活に変化を与える技術やサービスが登場しており、今後もさらに世の中を変える大きな可能性が残されている。アイリッジは、現在、『OtoO(オンラインtoオフラインネット:活用した店舗への集客』や、『スマートフォン×位置情報×プッシュ通知』の取組みに注力している。これらはすべて、インターネットを活用して世の中に新しい価値を創り出していきたい、という思いを実現するための活動である」という。

発行済株式数は約274万株の小型銘柄。四季報ベースでは小田健太郎社長が発行株数の約53%を保有している。マーケットではスマホ関連、IT関連、ビッグデータ関連として注目されているようだ。ROEは12.2%と優秀。

<事業内容&強さ・特徴>

スマホ、O2O、位置情報、プッシュ通知などのネットサービスを企業向けに提供している。『popinto』は、スマートフォン向け位置連動対応のピッシュ型情報配信サービスで位置情報、属性情報、時間帯にもとづき、もっとも効果的な有用な情報をユーザへ提供、集客、販促強化に貢献する。

O2O関連事業の単一セグメントのためセグメント別の記載はなく、サービス別で記載している。これによると、「O2O関連」が全体の約99.7%。その内、「月額報酬」が約25.7%、「アプリ開発・コンサルタント等」が約70.7%となっている。

<業績推移>

去る9月11日に上場後の初決算となる15年7月期決算を発表した。売上は55.5%増の7億4400万円、営業利益3.9倍の1億0700万円、純益4.2倍の7200万円、1株利益29.4円だった。営業利益率は14.3%。

iBeacon等の最新の技術に対応した機能・技術拡充を図り、サービス内容の強化を進めたことから当社のpopinfoを搭載したスマホアプリの利用ユーザ数は7月時点で2400万ユーザを超えている。O2Oとは、消費者にインターネット(オンライン)上のwebサイトやアプリを通じて情報を提供し、実店舗(オフライン)への集客や販売に結びつけることを意味する。

16年7月期は売上47.7%増の11億円、営業利益85.8%増の2億円、純益85.0%増の1億3300万円、1株利益48.7円の見通しで配当は無配。営業利益率は18.1%に更に向上する。

<株価推移と展望>

7月21日の上場初値は6350円で直後の翌日に7830円まで値を上げた。その後は新規公開銘柄につきものといえる調整相場で8月25日(チャイナショック)に2876円まで63.2%下げた。

その後は8月安値を下回ることなく4000円を挟んだモミ合いの展開でだ。上場後の高値と安値の「中間値」5353円を1000円ていど下回っていることから足元での買方心理は戻れば売りたい気持ちに傾いているものとみられる。

中期的には、下値がほぼ固まりチャート妙味が高まっていることや、連続大幅増益、これから年末相場に向かい、トヨタなど主力株から徐々に小型の材料系銘柄が注目される地合いとみられることから中期狙い場とみていいだろう。年末頃には中間値前後は見込めそうである。

本日のアクセスランキング

  1. イオンが米の安定供給へ新提案!米国産&国産ブレンド米「二穂の匠」発売
  2. 日経平均は126円高で始まる、NY株はダウ11ドル安だがS&P500続伸、明日発表のトランプ関税は最高税率のみと伝えられる
  3. 日経平均は急反発343円高で始まる、NY株はダウ417ドル高と4日ぶりに反発
  4. 『投資家の皆さま、ご注意ください。』と東証が大判広告、日経平均一時1500円安に幾分は影響の見方も
  5. 三菱重工、サウジアラビアに最新鋭GTCC発電設備を受注、2028年の運転開始目指す
  6. 東芝、阪急電鉄へ「車両データ活用ソリューション」提供開始、「見える化」で鉄道運用効率化
  7. 三菱重工は9日ぶり反発、年度初めの換金売り一巡の見方、精密誘導弾のニュースなど好感
  8. Synspectiveが後場ストップ高、内閣府の実証事業に採択、新たな投資判断の開始も好感
  9. キッコーマンは逆行高で始まる、「米関税による問題ない」とのトップ談話記事など材料視、配当・優待野買いも
  10. 【注目銘柄】伊藤ハム米久ホールディングスは記念増配と値上げに信用好需給が絡み強弱感

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。