データ・アプリケーションがWEELを完全子会社化、生成AIで事業領域を拡大

■株式交換により完全子会社化、データ連携市場の拡大を目指す

 データ・アプリケーション<3848>(東証スタンダード)は6月25日、開催の取締役会において、生成AIを活用したシステム受託開発・コンサルティング、およびAIメディア運営を行う株式会社WEELの株式取得と株式交換により、同社を完全子会社化することを決議したと発表。これにより、データ連携市場のさらなる拡大と、生成AI技術の組み込みによる製品・サービスの価値向上を目指していく。今回の完全子会社化は、2025年3月期から2027年3月期までの中期経営計画の一環であり、「事業領域の拡大・開拓」「収益安定性の向上」「人的資本経営の推進」を実現するもの。

 データ・アプリケーションは、1992年にUNIX向け製品をリリースして以来、EDI(電子データ交換)を中心にデータ連携分野でリーダーシップを確立してきた。同社のパッケージソフトウェア「ACMS(Advanced Communication Management System)シリーズ」は、2,933社、14,571サイト以上で稼働しており、信頼性の高いソリューションを提供している。一方、WEELは生成AIを活用したシステム受託開発、コンサルティング、およびAIメディア運営を行っており、同社の先端技術とノウハウがデータ・アプリケーションの事業戦略に大きく貢献すると期待されている。

 今回の株式取得と株式交換により、データ・アプリケーションはWEELの発行済株式の88.46%を取得し、WEELを完全子会社化する予定。この合併により、データ・アプリケーションは生成AI技術を活用した新たなソリューションを展開し、企業価値の向上を図っていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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