■下値圏から出直りを続ける
日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は6月25日、692円(15円高)まで上げた後も堅調に売買され、日々小幅だが7日続伸基調となって下値圏から出直りを続けている。人工関節の大手で、整形外科領域を中心に「商社機能」と「開発主導型メーカー機能」を融合した独自の事業展開を行う。前期・2024年3月期の連結売上高が3期連続で過去最高を更新し、今期も続伸を想定するため期待の根強い相場になっている。
24年3月期は連結売上高が前期比8.8%増加して3期連続の最高更新となったが、営業利益は円安の影響(▲2.8億円)があり同13.7%減となった。今期・25年3月期は想定為替レートを150.00円(円/USドル)とし、主な取組として、国内市場では製品ポートフォリオ見直し、製品ポートフォリオ見直し、などを行い、米国では製品ラインアップ拡充のために新製品開発を加速、自社製造能力強化による製造原価低減、調達力強化によるコスト削減・リスク低減、などを推進。中国製人工膝関節の製造も開始。連結業績予想は売上高を8.2%増、営業利益を5.9%増とするなど、各利益とも増益を計画する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)