アイ・ピー・エスが急騰、通信子会社がフィリピンの人口最大都市ケソン市のDX化に向けたオンラインの文書管理システムを受注

■フィリピン全土に日本品質の通信網を構築

 アイ・ピー・エス<4390>(東証プライム)は6月27日、183円高(8.73%高)の2280円(9時18分)まで上げて急騰している。同社は6月26日、ケソン市庁舎で発注の通知書を受領したと発表。この式典には、ケソン市のCity AdministratorであるMichael Alimurung氏と、InfiniVANの中原茂樹プレジデントが出席した。InfiniVANは昨年12月にフィリピン国内海底ケーブルネットワーク(Philippine Domestic Submarine Cable Network、「PDSCN」)を完成させた。このプロジェクトの完了により、フィリピン全土に安定した通信インフラサービスを提供する準備が整った。

 PDSCNの完成により、フィリピン全土で日本基準の高品質な通信インフラが提供可能となった。このインフラを基盤として、クラウドサービスやデジタルトランスフォーメーション(DX)の全国展開が予定されている。これにより、フィリピンの多様な地域で情報通信技術の普及と活用が進むことが期待されている。InfiniVANはこれらのサービスを通じて、フィリピンの経済発展と社会の近代化に貢献することを目指していく。

 今後、InfiniVANはフィリピンにおける社会課題の解決に向けて、政府や自治体向けのサービス拡大を継続して図る予定。この取り組みは、地域の発展や住民の生活向上に大きく寄与することが期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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