■SDGsの潮流、リユースに対する意識の変化、物価高・節約など追い風に
トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は6月27日、再び上値を追う相場となり、1864円(27円高)まで上げて2日ぶりに年初来の高値を更新し、実質的な2010年以降の最高値1910円(2023年4月)に向けて上値を追っている。7月10日に第1四半期決算の発表を予定。まだ2週間ほど先だが、前期決算(24年2月期)は連結営業利益などが過去最高を達成したため、今期の展開にも期待が強まってきたとみられている。
前期の連結決算(24年2月期)では、リユース品の需要を取り巻く環境として、「社会のSDGsへの取り組みの拡大や、物価高に伴うリユースに対する消費者動向・意識の前向きな変化などを背景に、引き続き市場全体が拡大している」(決算短信より)とした。こうした事業環境は今期も一段と強まる感触がある。このところ、株式市場関係者の中には、「円安→物価上昇」の相関に注目し、円安局面でトレジャー・ファクトリーに注目するという銘柄選別も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)