■「地域限定ポイント」を返礼品とし寄附者を集めるためのポイントではないと
雨風太陽<5616>(東証グロース)は6月27日、一段と出直りを強める相場となり、取引開始後に15%高の1042円(139円高)と約1か月半ぶりに1000円台を回復する場面をみせて活況高となっている。ふるさと納税制度を巡り総務省が25日にポイント付与の禁止を発表したことについて、26日の夕方に「当社は『地域限定ポイント』を返礼品としており」「今回の改正の影響は受けないものと考えて」いることなどを開示。買い安心感が広がる形になった。
発表によると、同社では、従来から制度趣旨に合致した運営を行っており、ポイント付与をプロモーションの軸に据えていない。同社のふるさと納税サービスは、寄附者と生産者が直接つながり、寄附者と生産者・地域が「関係人口」として継続的につながるきっかけを作ることで、「返礼品合戦」がメインのふるさと納税から脱却し、中長期的に地域の活性化に寄与することを目指している。同社では「地域限定ポイント」を返礼品としているが、このポイントは、「寄附者を集めるための手段としてのポイント」ではなく、「地場産品とのみ交換可能な返礼品としてのポイント」であることから、「今回の改正の影響は受けないものと考えて」いる、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)