ソフトバンクグループとTempus、日本でAI医療データ解析合弁会社設立
- 2024/6/27 17:38
- プレスリリース
■遺伝子検査、医療データの収集・解析、AIによる治療提案を提供予定
ソフトバンクグループ(SBG)<9984>(東証プライム)は6月27日、AIと精密医療のリーディングカンパニーであるTempus AI,Inc.(Tempus)と共同で、ジョイントベンチャー「SB TEMPUS(エスビーテンパス)株式会社」を設立したと発表。2024年5月に合弁契約が締結され、7月にはクロージングが完了予定。SBGとTempusは、それぞれ150億円を出資し、Tempusが米国で蓄積した知見や技術を応用して、日本の医療のさらなる進歩を目指していく。
2015年に設立されたTempusは、AIを実践的に応用した個別化医療を推進しており、米国の約50%の腫瘍医と連携している。TempusのAI対応プラットフォームは、診断をよりインテリジェントにし、医療提供者がデータに基づいた意思決定を行い、製薬会社が効果的な治療法を開発することを支援する。2024年6月14日には、Tempusの株式がNASDAQ Global Select Marketで取引開始されている。
SB TEMPUSは、Tempusが米国での事業を通じて蓄積した知見や技術を患者識別データにはアクセスせずに応用し、日本国内で遺伝子検査、医療データの収集・解析、AIによる治療提案などの個別化医療を提供する予定である。がんゲノム医療の中核を担う拠点病院や各種医療機関、製薬会社、バイオベンチャーなどと協力関係を構築し、より良い診断と治療の提供を目指す。ソフトバンクグループは、情報革命で人々を幸せにする理念のもと、Tempusとともに日本の医療界と連携し、医療の飛躍的な進歩に貢献していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)