ミロク情報サービス、EIPA会員間の接続テストにおいてデジタルインボイス(Peppol e-invoice)の相互接続を確認

■『Edge Tracker 電子請求書』と各社システム・サービスとの相互接続テスト

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)は、MJSなどが幹事法人を務める「デジタルインボイス推進協議会(代表幹事法人:株式会社TKC、「EIPA(エイパ)」)」が、EIPA会員間で実施した相互接続テストに参加した。その結果について発表した。

 「Peppol(ペポル)」は、インボイスなどの電子文書をネットワーク上で授受するための国際的な標準規格。欧州各国をはじめ、シンガポール、オーストラリアなどで採用されており、Peppol e-invoice(ペポルeインボイス、「Peppol」のネットワークを介して送受信するデジタルインボイス)の普及が国際的に進んでいる。

 多くの事業者にデジタルインボイス(Peppol e-invoice)を安心して採用してもらえるようにするため、2024年4月以降、EIPA会員である日本の認定Peppol Service Provider数社が協力し、EIPA会員各社が提供するシステムまたはサービス間での相互接続テストを実施した。同テストにはMJSを含むEIPA会員有志23社(※1)が参加した。

 MJSは、今回の相互接続テストにおいて、デジタルインボイスの送受信・適格請求書(インボイス)の電子化に対応するクラウドサービス『Edge Tracker(エッジ トラッカー)電子請求書』にて参加し、各社システム・サービス間において、相互接続が可能であることが実証された。

※1 参加会社(サービス)名(50音順、株式会社は省略)
アイ・ジェイ・エス、Datajust B.V.(Storecove)、ウイングアーク1st
エッサム、日本電気(NEC)、OSK
応研、オージス総研、オービックビジネスコンサルタント
キヤノンITソリューションズ、GRANDIT、セイコーソリューションズ
TKC、ファーストアカウンティング、ピー・シー・エー
ビジネスエンジニアリング、富士通Japan、マネーフォワード
ミライコミュニケーションネットワーク、ミロク情報サービス、弥生
ラディックス、ワークスアプリケーションズ
今回のテスト(※2)では、相互接続テストを433件実施し、すべて成功した。
※2 今回のテストで利用したバージョン
 Peppol BIS Standard Invoice JP PINT Version 1.0.2
 (消費税の適格請求書等保存方式における「適格請求書」に対応)

 Peppol e-invoiceの仕組みを通じて、国内外の取引相手との間でデジタルの請求書をオンラインで円滑に授受できるようになる。その結果、ペーパーレスでのインボイス制度対応はもちろん、業務プロセスの自動化など「デジタル化」につながり、事業者は請求、支払い、記帳業務で圧倒的な効率化と正確な処理を実現できるようになり、生産性を向上できる。

 EIPAでは日本におけるデジタルインボイス(Peppol e-invoice)のさらなる普及のため、今後とも日本の認定Peppol Service Providerが実施する相互接続テストと情報連携していくとしている。

■デジタルインボイスの送受信に対応するクラウドサービス『Edge Tracker 電子請求書』について

 『Edge Tracker 電子請求書』は、デジタルインボイスの送受信ならびに適格請求書(インボイス)の電子化に対応するクラウドサービス。インターネット使って安全かつ快適に、デジタルインボイスの作成・発行・参照関連業務を行うことができる。

 MJSの販売管理、請求管理、財務・会計の各システムとシームレスに連携し、受領したデジタルインボイスのデータをもとにMJSの財務・会計システムで仕訳の自動作成も可能。インボイス制度、改正電子帳簿保存法にも準拠しており、事務負担の軽減と正確な会計処理の実現により、業務効率化と生産性向上を支援する。

■デジタルインボイス推進協議会概要

・団体名=デジタルインボイス推進協議会(英語名称:E-Invoice Promotion Association)
・設立日=2020年7月29日
・所在地=東京都港区赤坂1-3-6 赤坂グレースビル4F(一般社団法人ソフトウェア協会内)
・代表幹事法人=株式会社TKC
・幹事法人=
 株式会社インフォマート
 ウイングアーク1st株式会社
 SAPジャパン株式会社
 株式会社オービックビジネスコンサルタント
 Sansan株式会社
 株式会社TKC
 株式会社マネーフォワード
 株式会社ミロク情報サービス
 弥生株式会社
 株式会社ワークスアプリケーションズ
(法人名 50音順)
・監事=水谷 学(公認会計士 水谷学事務所 所長)、磯部 和郎(税理士 磯部和郎事務所 所長)
・会員数=194社、9名(内:正会員186社、特別会員(団体)8社、特別会員(個人)9名)
(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク、地銀、生保、商社、鉄鋼など厳選銘柄  日米のマーケットは、中央銀行の金融政策が「ハト…
  2. ■メガバンク株:政策金利引き上げで利ザヤ拡大  決め打ちしていいのか大いに悩ましい。メガバンク株へ…
  3. ■優待利回り高配当銘柄、優待常連銘柄も要チェック  今週の当コラムでは、株主優待制度関連株に注目す…
  4. ■サプライズ優待がもたらす、株主還元策の新たな潮流  「恐れ入りました」と脱帽する以外にない。株価…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る