川崎汽船が7%高など海運株が続伸、コンテナ輸送量の回復報道に加えトランプ氏有利も寄与の見方

■トランプ氏はイスラエル寄りとされガザ地区の停戦遅れ運賃高止まりか

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は7月1日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、午前11時過ぎに7%高の2494.0円(154.0円高)まで上げて約4か月前につけた実質的な上場来の高値2590円(2024年3月4日)に迫っている。「コンテナ輸送量、欧州向け4%増、4月、中国が押し上げ」(日本経済新聞6月28日付朝刊)と伝えられたことなどが好感されており、日本郵船<9101>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)も各々3%高前後まで上げて出直りを強めている。

 また、株式市場では、米トランプ氏が大統領候補のテレビ討論会で一気に有利になったと伝えられたことを念頭に注目を強める動きもあるようだ。トランプ氏は前大統領の際にイスラエル寄りの政策を行ったため、同氏が米大統領に就いた場合、ガザ地区の停戦協議が遅れ、海運の運賃にとっては高止まりの要因が続くとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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